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☆☆☆  松阪 02月05日(土) ☆☆☆


 T2の菓子工房 

T2の菓子工房 T2の菓子工房 T2の菓子工房 T2の菓子工房

松阪に行く途中で津の『T2の菓子工房』によりました。三重県津市北丸之内というところにあります。津市内唯一のチョコレート菓子専門店です。中部国際空港セントレアにも出店するらしいです。「岸朝子のおいしい長寿のお取寄せ」に「りんごのチョコレート」が紹介されているようです。
店に入るとチョコレートの甘い香りが漂いたまりません。コーヒーと商品の味見をいっぱい出してくれます。
バレンタインデー前でお店は忙しそうでした。ママもバレンタイン用のチョコレートを購入。ここは小さい店ですが、津のヨットハーバー近くに、南仏風のカフェ「ハーバー店」もあります。

 津なぎさまち 

津なぎさまち フェニックス通り
中部国際空港と津市を結ぶ海上アクセスのターミナル『津なぎさまち』の完成式がこの日ありました。この日は車で港まで入れなかったので、写真だけ撮ってきました。17日から就航するそうです。ここから中部国際空港までの所要時間は約40分で1日14往復。料金は大人1890円。無料の駐車場も370台あります。
津市街地からはフェニックス通りを直進して突き当たりが港になっています。
かつて津市にあった「安濃(あの)津」は、坊(ぼうの)津(鹿児島県)、花旭塔(はかた)津(福岡県)とともに中国・明代の歴史書「武備志(ぶびし)」に、「国に三津あり」と紹介される港だった。しかし、明応の大地震(1498年)で港の機能を失った。津市は「津なぎさまち」の完成を、市にとって約500年ぶりの「港」の復活と位置づけているそうです。

 松阪 

松阪駅 マンホール
松阪は三重県のほぼ中央に位置します。戦国の名将・蒲生氏郷公によって開かれた城下町です。 「松阪商人」といわれる日本でも有数の豪商を数多く生む「商人のまち」としても発展。それを支えた職人も多く、松阪木綿等の名品を全国に提供していました。現在では松阪と言えば松阪肉・松阪牛と言われるほど牛肉が有名になっています。
松阪は鈴に縁の深い土地である。松阪生まれの国学者本居宣長は鈴を愛して住居を鈴屋としました。松阪駅前には鈴があり、道路のマンホールの絵柄も鈴です。


 エスカルゴ牧場 

『エスカルゴ牧場』に行ってきました。場所は三重県松阪市曲町です。
エスカルゴは食用かたつむりの総称で、かたつむりは世界では約1万種いるそうですが、すべてが食用として食べられるわけではありません。食用として食べられるのは今のところ4種類だけだそうです。この食べられるかたつむりのことを「エスカルゴ」といいます。
本場フランスでは、もともとヘリックス・ポマティア、ヘリックス・ルクラム、ヘリックス・アスペルサの3種でしたが、乱獲や農薬被害により数が激減、現在は保護動物になっています。そこで、東南アジアやアフリカからアフリカマイマイの稚貝が輸入・缶詰加工され、日本や海外へエスカルゴとして輸出されるようになりました。
フランス料理を代表する食材・エスカルゴは、仏・ブルゴーニュ地方にいるヘリックス・ポマティアという種類が最も高級とされています。そのポマティアを世界で初めて完全養殖に成功したのが『エスカルゴ牧場』です。
エスカルゴ牧場 レストラン ブルギョニョン ブルギョニョン
社長の高瀬さんが10年程前にエスカルゴの養殖に成功したそうです。高瀬さんはもともとは鉄工所を経営されている方で趣味(?)でエスカルゴ養殖をされたようです。事前に予約が必要ですが、「見学コース」・「ブルギニョンコース」・「ココット焼きコース」・「フルコース」の4コースがありますが、私達は「見学コース」にしました。「見学コース」はブルギニヨン2個が付いて735円です。
高瀬さんから説明してもらいながら、ブルギニョンをいただきます。とても美味しいです。実際に生きたポマティアに触れたりもできます。触ってみましたが、ベトベトするのかと思っていたら、つるつるするだけで臭いもありませんでした。
食べた後、鉄工所の裏にある養殖棟に行き高瀬さんがいろいろと説明してくれます。「フランスの森」に環境を似せた養殖棟で、赤ちゃんから成体まで20万匹以上のエスカルゴが見学できます。
エスカルゴの卵 ポマティア お土産セット
日本では、「かたつむりは繁殖力が強く、農作物を荒らす害虫」として飼育が禁止されていましたが、研究の結果ブルゴーニュ種(ポマティア、ルクラム)は「害虫」ではないことが証明され、この2種に限り農林水産省が有用動物として平成5年「害虫指定」をはずしました。この2種類とも繁殖力が弱く飼育は大変困難なことでしたが、温度管理、湿度管理、えさの開発によりついに大量飼育が可能となり、「本物のエスカルゴ」が日本で食べられるようになりました。これが松阪エスカルゴです。

 牛銀 

牛銀本店 笑門 洋食屋牛銀 牛銀番茶亭

『牛銀』は明治35年に創業の松阪牛専門店です。松阪市魚町にあります。
創業以来、「牛鍋と牛めし一銭五厘の牛銀」と言われ庶民に親しまれている店です。右側が精肉(売り場)で左側が食事するところになっています。
牛銀本店に隣接して『洋食屋牛銀』があります。本場の松阪肉をカツレツ、ステーキ、ハンバーグ、オムライスなど、ハイカラな洋食に仕立てて食べさせてくれます。また牛銀が経営している和風茶房『牛銀番茶亭』も近くにある。番茶と駄菓子、抹茶と和菓子、おしるこなどがあるらしい。

カツ丼(並) ハンバーグ定食
『洋食屋牛銀』に入りました。カツ丼(並)\800とハンバーグ定食\1350、子供達はお子様ランチです。
美味しかったですよー。店に行ったのがPM2:30頃でしたが、たくさんお客さんがいました。昼夕食時なら行列ができそうです。
カツ丼はソースベースの甘辛いたれでどんぶりとはいえ松阪牛のうまみを存分に味わえます。『牛銀』と同じ松阪牛の切り落とした肉を使って手頃な値段で食べられるのが嬉しいです。


 魚町・本町 

本居宣長旧宅地 三井家発祥の地
牛銀周辺の魚町・本町には「長谷川家」や「本居宣長旧宅地」、「松阪商人の館」が整備され、昔の建物も保存されている。
本町には「三井家発祥の地」もある。道路に面して門が建ち、石碑に由来が記されている。三井家は、三井財閥、そして「三越」の元祖だ。元和8年(1622年)、松阪に生まれた三井高利は、延宝元年(1673)に江戸に越後屋呉服店を開店し、以後江戸はもとより京都・大坂にも呉服店や両替店を営んだ豪商だ・・・

私が子供の頃は松阪は狭い路地の多い町だったが、区画整理がされ、和田金のビルにみれる様に近年町並みのが大きく変化をとげた。
新しく変わる部分は変え、古いものは手を加えて大切に残そうとする意志がはっきり見える町です。
古い建物を利用した無料の休憩所もあり、そこにはボランティアで町のガイドをされている人もいて、市民が町造りに一役かっていた。

和田金 和田金 小津安二郎青春館
世界的に有名な映画監督・小津安二郎は「松阪商人」の子供で東京生まれであるが、9歳から19歳までの10年間を松阪や伊勢、飯高で過ごしている。青春時代を過ごした思いで深い愛宕町に「小津安二郎青春館」があります。建物は少年時代に通った「神楽座」を模したものらしいです。入館料は\100です。